新築住宅にはない味
古民家には丸太梁など現代の新築住宅にはあまり見られない部材が使われています。その丸太梁等をデザインとして活用することで新築住宅にはない、いい味を出すことができます。この空間はこの建物のその年代の施工方法、歴史を感じることができるので、他にはない空間を演出することができます。
間取りの変更
古民家というのは築50年以上という定義があります。
50年以上の暮らしと現在の暮らしとでは、大きく異なっています。
そこで必要になってくるのが、間取りの変更です。
例えば、昔多くみられた間取りの一つに田の字型というものがあります。部屋を移動するときに部屋を通らないと行けないので、中廊下を計画するなど、間取りの変更によって現代のライフスタイルに変更することがとても重要です。
構造耐力の確保
間取りの変更に伴って、柱などを取り外す場合があります。その場合重要なのは構造耐力のバランス性です。理想の間取りになっても補強を適切に行わないと建物の耐力が落ちてしまいます。適切な補強を行い構造耐力の確保が重要になってきます。
現代技術の導入
高性能な断熱材、節水機能の付いた高性能な設備機器、床暖房等を導入することも大事です。環境的にも今と昔では異なります。今の時代に合ったものを導入することも古民家リノベーションではすごく大事な部分と言えます。
断熱材については、古民家には土壁がついていることが多くそれを撤去して断熱材を入れることは、土壁の処分費や解体費が大きくなる場合があるので、施工会社とよく相談することをお勧めします。
バリアフリー化
古民家には間仕切部分に段差があることが多いです。リノベーション時に段差を解消することで年を重ねていっても長く安心して住める住環境になります。階段も勾配が急な階段もあるので、勾配を緩くするために階段を掛けなおしたりすることも可能です。
まとめ
古民家リノベーションは、古民家特有の空間を作り出すことが可能です。しかし、昔の建築物の構造や、接合部の知識がないと建物の耐力を落としてしまうことになります。そのため施工業者の選定には十分注意が必要です。
当社では古民家鑑定士一級も在籍しておりますので、古民家リノベーションをお考えの方はご気軽にご連絡ください。
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