〇スマートホームって何?
〇スマートホームの『スマート』とは
〇スマートハウス との違いは何か
〇スマートホームのメリット/デメリット
〇スマートホームでできること/便利な使い方・活用法
〇スマートホームデバイスとは
〇スマートホーム導入前に必要なもの
〇岡田工務店では…
〇スマートホームって何?
スマートホームとは、IoT(※)やAI(人工知能)の技術を活用して、
家電や住宅設備をインターネットに接続し、一括管理・制御することで、そこに暮らす人々や関係者の、より便利で快適な生活を実現する住宅のことです。
それらを支えるテクノロジーには、スマートフォン、音声コントロール、センサー、GPS自動コントロール等があります。
(※) IoTとは「Internet of Thinsgs」の略で、そのまま直訳すると
「モノのインターネット」
従来インターネットに接続されていなかった様々なモノ(センサー機器、駆動装置(アクチュエーター)、住宅・建物、車、家電製品、電子機器など)が、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組みです。簡単にいえばインターネットに接続できる家電や製品のことです。
ITや通信分野の調査・分析を得意とする企業によれば、今後IoT製品の普及はより活発になり、2023年以降スマートホーム分野の個人消費が高まると予測されています。
具体的には、以下のようなものがスマートホーム化の対象となります。
▷照明
▷エアコン
▷給湯器
▷カーテン
▷シャッター
▷インターホン
▷スマートロック
▷防犯カメラ
▷換気システム
▷その他家電
これらのデバイスをネットワークで接続することで、スマートフォンやスマートスピーカーを使って、外出先からでも家電の操作や、住宅設備の状態をチェックすることが可能になります。
また、センサーやAIを活用することで、自動的に家電や住宅設備を制御することもできます。
たとえば
帰宅時間に合わせて照明やエアコンの電源を入れたり、室内の温度や湿度に合わせて換気扇を動かしたりするといったことが可能です。
とても利便性が高く、10年先の未来では住宅のスマートホーム化はごく当たり前な世界になっているかもしれません。
〇スマートホームの『スマート』とは
スマートホームの「スマート」とは、「賢い」「機敏な」という意味の英語です。
近年はAI(人工知能)の発達もあり、室温や電力消費などの変化に合わせ、設備や家電を柔軟に制御できます。最新のIT技術が組み込まれた住宅設備・家電は、条件に応じて「機敏に動作する賢い機器」であり、それらの設備や家電を備えた家は「賢い家」というわけです。
そして住宅の価値をアップデートしていくことができるのが【スマート】ホームです。
〇スマートハウス との違いは何か
スマートホームと似た言葉に「スマートハウス」があります。
スマートハウスは、インターネットがまだ普及していないころ、IT技術を駆使した省エネ住宅に対して使われるようになった言葉です。
スマートホームとスマートハウスは、それぞれが目指す目的に大きな違いはありませんが、導入のしやすさには圧倒的な違いがあります。
スマートハウスの場合、家自体をIT化するので設備投資などの初期費用にくわえメンテナンス費用がそれなりにかかります。
その一方でスマートホームは、今ある家電や設備をスマホやスマートスピーカーで管理する仕組みのため、スマートハウスほど導入に手間やコストがかからないのが特徴です。
〇スマートホームのメリット/デメリット
スマートホームのメリット
【利便性の向上】
▷家電・住宅設備の遠隔操作
外出先からでもスマートフォンでエアコンやテレビ、照明などの家電を操作することができます。夏場は帰宅前にクーラーを入れておくことで快適に過ごせます。また、帰宅前にお風呂を沸かしておくことで時間を節約することが出来ます。
▷家電・住宅設備の自動化
あらかじめ設定しておいた条件や時間に合わせて、家電を自動で操作することができます。就寝時に照明やエアコンを自動で消したり、外出時に施錠したりすることができます。
▷家電・住宅設備の連携
複数の家電を連携させて、より便利で快適な生活を実現することができます。照明をつけるとテレビをつけたり、帰宅時にエアコンをつけたらカーテンを開けたりすることができます。
【安全性の向上】
▷防犯対策
カメラやセンサーを使って、自宅の安全を守ることができます。自宅の様子を外出先から確認したり、不審者の侵入を検知して警報を鳴らしたりすることができます。
【エネルギー効率の向上】
▷省エネ対策
家電の使用状況を把握して、省エネに努めることができます。使用していない家電の電源を自動でオフにしたり、エネルギー消費量をグラフで表示したりすることができます。
つまり…
★生活がシンプルに
(なくなったリモコンを探し回る必要なし)
★時間を節約できる
(忙しい毎日にながら作業ができる!)
★不安を軽減できる
(外出時の不安から解消される)
スマートホームのデメリット
▶導入コストがかかる
スマートホーム化に必要な機器やシステムを導入するために、初期費用がかかります。相場では15万~40万円位かかるといわれています。
▶通信環境に依存する
スマートホーム化には、インターネット環境が必要です。通信環境が悪いと、家電の操作や制御がスムーズにできない可能性があります。
▶知識が必要になる場合も
新たな機器を購入した後には設置や設定をしなければなりません。
その場合に多少の知識が必要になる場合もあるので、インターネットでの検索や購入の際にしっかり聞いておくのが良いかもしれません。
▶セキュリティリスクがある
スマートホーム化には、セキュリティリスクが伴います。不正アクセスによって、家電や住宅設備を遠隔操作されたり、個人情報が盗まれたりする可能性があります。
スマートホームを導入する際には、これらのメリットとデメリットを十分に考慮する必要があります。
〇スマートホームでできること/便利な使い方・活用法
▷家電をインターネットに接続
スマートホームでは、家電がインターネットに直接つながるので、家電の遠隔操作が可能です。
また、家電を制御するためのソフトウェアも、インターネット経由で最新のアップデートを受け取れるので、物理的に故障しないかぎり家電を最新状態に保てます。
▷スマホや声を家電のリモコン代わりに
スマホやスマートスピーカーがあれば、インターネットを介してリモコン代わりに家電を操作可能です。
スマホ1台あれば、どの家電も操作できるので、家の中がリモコンだらけになることはありませんし、機器に対応したリモコンを探す時間もなくなります。
▷子ども・高齢者やペットの見守り
屋内外カメラなどを利用すれば、ペットや一緒に暮らす高齢者の様子を外出先から見守れます。
共働きでお子さんが一人になる時間が多いようなご家庭であっても、スマホでいつでも家の様子を確認できるので安心です。
▷自宅の防犯対策を手厚く
スマートロックを利用すれば、玄関の鍵の状態や鍵の施錠記録を、外出先から確認できます。
「ドアに鍵かけたかな?」と不安になってもスマホで確認できますし、鍵をかけ忘れていても遠隔操作で施錠できます。
また、カメラの数を増やしたり設置場所を工夫したりすれば、家の様子全体をスマホで確認できるので、自宅の防犯対策向上にもつながります。
▷節電ができる
スマートホームであれば、電力消費を可視化できるので、効率よく家電をコントロールすることができ、エコで経済的な暮らしにつながります。
たとえば、電気を消し忘れたまま外出しても、外出先から電源をオフにできます。
〇スマートホームデバイスとは
スマートホームデバイスとは、スマートホームを実現するために必要なインターネット(Wi-Fi)対応の専用機器や家電の総称です。スマートホーム化するには、主に以下のようなスマートデバイスがあります。
▷lotゲートウェイ
Lotにおいて端末とインターネットを介した遠隔のサーバーがデータのやりとりをする際に中継する役割を担うルーターのような機器
▷スマートスピーカー
人口を搭載した多機能スピーカー。音声だけであらゆる指示ができる。
▷スマートロック
アプリや音声で施錠・開錠できる鍵と、暗証番号やワンタイムパスで操作できる専用キーパッド。
▷屋内カメラ
上下左右に回転操作でき、音声を含め室内の様子をアプリで確認可能。
▷スマート宅配ボックス
荷物が届くとアプリに通知。ボックス内を写真で確認でき、複数回の配達も安全に受け取れる。
▷HA端子アダプター
床暖房や給湯器などの機器・設備をアプリで制御するアダプター。
▷調光スイッチ
アプリからも操作可能。人の動作を検知し自動で照明をつけることも可能。
▷インターホン
呼び出しをアプリで受け、ビデオ通話で来客対応。
▷カーテンモーター
アプリでの操作や、シーン/ルール設定、さらにセンサーとの連動で自動開閉が可能。
〇スマートホーム導入前に必要なもの
▶スマートフォンが必要
スマートホームデバイスでは、スマートフォンをリモコン代わりに操作したり設定したりします。
家電の稼働状況など、さまざまなデータの確認にも使うので、スマホは必要不可欠です。
▶Wi-Fi環境
多くのスマートホームデバイスは、スマホによる操作や設定でWi-Fi環境を利用します。
スマートホームによる機能やサービスを最大限に利用するには、自宅のWi-Fi環境を整えることが必要となります。
▶目的を明確に
スマートホーム化は、その目的を明確にしないと、有効活用できなかったりコストが余分にかかったりするおそれがあります。
在宅時・外出時・帰宅時、それぞれの生活シーンで何をスマート化すれば利便性が向上し快適に過ごせるのか、よく検討しましょう。
▶家族や同居人の生活スタイルを考慮
同居人や家族がいる場合、それぞれの生活スタイルを考慮し、スマートホーム化を検討しましょう。
▶コンセントの数
スマートホーム化のためには、コンセントの数も重要です。自宅のコンセントの数を把握し、スマートホーム化にあたってコンセントがいくつ必要かはスマートホーム化検討時に確認しておきましょう。
▶セキュリティを意識
スマートホームではインターネットの利用が前提なので、悪意あるユーザーにセキュリティの弱さを突かれ、さまざまなスマート家電を悪用される可能性があります。
ネットワークセキュリティに対する意識を高めましょう。
【たとえば】
▷ファイアーウォールの設置
▷セキュリティ対策ソフトの導入
▷強固なパスワードの設定
▷パスワードの徹底管理(家族や同居人以外に教えない) etc..
〇社寺建築岡田工務店では…
スマートホームは日本でも導入しやすいシステムが続々と開発されていることもあり、この先、導入が進んでいく可能性が大いにあります。
たくさんあるシステムの中から、お客様のライフスタイルに合ったシステムを、担当者ヒアリングしながら決定していきます。
新築住宅だけでなく、リノベーション、古民家リノベーションにも対応しています。
古民家リノベーションでは、外観・内装は日本の伝統的な雰囲気を残しつつ、スマートホーム化することで、近代技術と日本伝統建築の融合により近代古民家建築物として生まれ変わります。
岡田工務店のスマートホームに興味のある方はご気軽にご相談下さい。