木材で後悔しない家づくり|暮らしと性能を最大化する“木の選び方”

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はじめに|木の家は「木材選び」で9割決まる


「木の家はあたたかくて気持ちがいい」そう聞いて家づくりを始めたものの、

・どの木を選べばいいのかわからない

・工務店によってすすめる木が違う

・本当に長持ちするのか不安

こうした木材選びの不安を抱えたまま計画を進めてしまう方は少なくありません。


実は、木の家は “どの木を、どこに、どう使うか”で

・暮らし心地

・耐久性

・メンテナンス性

・コスト

が大きく変わります。


この記事では、木のプロデューサーの視点から、 後悔しない木材選びの考え方と、目的別におすすめの樹種を分かりやすく解説します。


なぜ木材選びで後悔が起きるのか


多くの家づくりで起きている失敗は、

「良い木かどうか」だけで選んでしまうことです。

木材にはそれぞれ

・強さ

・粘り

・香り

・湿気への強さ

・経年変化

といった明確な個性があります。


この個性を無視して

・見た目だけで選ぶ

・価格だけで決める

・使う場所を考えない

と、完成後に 「思っていたのと違う…」という後悔につながります。


だからこそ重要なのが、 暮らしから逆算する木材選びです。


【目的別】おすすめ木材と使いどころ


ヒノキ|構造・土台に使う“家を支える木”

【特徴】

・非常に高い耐久性

・防虫・防腐性能が高い

・香りによるリラックス効果


【おすすめの使いどころ】

・土台

・柱や梁などの構造材


【向いている人】

・長く住み継ぐ家にしたい

・耐久性を最優先したい


※価格は高めですが、構造に使うことで家の寿命そのものが伸びます。


スギ|暮らしに寄り添う“やさしい木”


【特徴】

・軽くて加工しやすい

・調湿性が高い

・足触りがやわらかい


【おすすめの使いどころ】

・床材

・天井材

・内装材


【向いている人】

・裸足で過ごす時間が長い

・木のあたたかさを感じたい


※やわらかいため、使う場所と厚みの設計が重要です。


ヒバ|水まわりに強い“機能性の木”


【特徴】

・高い耐水性

・防虫・抗菌性

・独特の香り


【おすすめの使いどころ】

・脱衣所

・浴室まわり

・水まわりの下地


【向いている人】

・湿気対策を重視したい

・メンテナンスを楽にしたい


クリ・ケヤキ|家具・造作に向く“存在感のある木”


【特徴】

・硬くて摩耗に強い

・木目が美しい

・経年変化を楽しめる


【おすすめの使いどころ】

・カウンター

・造作家具

・テーブル


【向いている人】

・家具も含めて家づくりを考えたい

・本物の素材感を楽しみたい


木のプロデューサーとして大切にしている考え方


私たちは、木材を「仕入れる材料」ではなく 「暮らしをつくる素材」として扱っています。


そのために大切にしているのが

・木の産地

・乾燥方法

・使う場所

・加工の仕方

を一つひとつ設計することです。

同じヒノキでも、 どこに使うかで適した木は変わります。

木を知り、建物を知り、暮らしを知る。

それができて初めて、 木は本来の性能を発揮します。


実例|木材選びで暮らしが変わった家



・造作家具に耐久性のあるヒノキ材を使用


こうした積み重ねが、 10年後・20年後も心地よい家につながります。


社寺建築岡田工務店株式会社では…


木材選びは、 カタログやネット情報だけでは判断できません。

私たちは

・ライフスタイル

・ご予算

・将来の住まい方

を伺った上で、

・暮らしに合う樹種の整理

・予算内での最適な木材配分

・後悔しやすいポイントの事前回避

などのあなたに合った木材の使い分けをご提案しています。

『木を選ぶことは、暮らしを選ぶこと』

木材は「高級かどうか」ではなく、 暮らしに合っているかが何より重要です。

だからこそ、 木を知り尽くしたプロと一緒に考えることで、 本当に満足できる木の家が生まれます。

木の家を検討されている方は、 ぜひ一度ご相談ください。


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